渦電流非破壊検査


製品詳細

渦電流非破壊検査法を使って、金属製物体の非接触検査が速く行えます。渦電流法を使う近代機器は、表面上・表面下の欠陥を検出してその寸法を評価し、適切な条件下では検査対象物の内側にある欠陥を検出し、プローブと検査対象物との距離を測定し、鋼製物体を含む検査対象物の厚さ測定をすることができます。

原理

図には渦電流探傷器の一例を示します。探傷器は、リング又はスパイラルの形をしている1個のコイルから構成されています。交流電圧原はコイルの中で交流を発生させ、後者は1次磁場を形成します。コイルによって発生させた磁場の一部はある程度で検査対象物の中に貫通し、交流磁場は対象物の中で渦電流を起こします。渦電流の分布は、一次交流磁場の周波数、材料の磁気貫通性と電気抵抗率及び、センサー近傍の対象物の寸法によって変わります。

Рисунок 1. Вариант накладного вихретокового преобразователя
Figure 1. 原理

渦電流が流れる箇所にある欠陥はその軌跡を変化させます。それに伴って、渦電流によって確定される二次磁場も変化します。二次磁場の形、振幅と位相を分析すれば、欠陥の有無が判断できます。欠陥の他に、隙間と検査対象物の厚さも渦電流の二次磁場に影響するので、当検査法は欠陥の検出のみならず、厚さ測定も可能にします。

パルス反射式検査法

パルス反射式検査法は似たような原理を有します。センサーのコイルにある直流は磁場を発生させ、磁場は検査対象物の中に貫通して渦電流を起こします。1次磁場がなくなった後の電流減衰の速度を分析することによって検査対象物の金属における欠陥の有無、肉厚変化が検査できます。当社製のPE4332パルス反射式渦電流探傷器は、この技術を使い、厚さが30 cm程ある絶縁体の中で検査が行えます。

渦電流法を使った検査技術の主要なメリット:

  • 検査は非接触で行われ、作業隙間が大きくてもいい
  • 秒間数メートルのスピードで行われる高速検査
  • 暑さを測定する時、対象物の形、腐食や錆